ヒルバーグとは、スウェーデン生まれのエクスペディションテントブランドです。超軽量で強度があり、使用するシーンに合わせて選べるテント、タープのブランドです。
この記事の目次
ヒルバーグの歴史
1971年、森林管理官をしていたBo Hillebergは、ヒルバーグ社を設立しました。
1973年、ヒルバーグ社は、インナーとアウターが連結している初めての販売用テントKebを発売。インナーとアウターを同時に張るテントはたちまち成功を収めます。
1975年、シリコンで被覆した生地の強度が強いことを発見し、テントの材料をリプレースします。
1977年、連結されていたインナーテントとアウターテントを2つの部分に分離できるようにデザインを再構成し、それをトンネル型テントのデザインにとり入れました。
1980年、Keron(ケロン)を発売します。
1990年、ドーム型テントの生産を開始します。
1995年、広々としていて、とても軽い1人用のテントのAkto(アクト)を発売します。
1998年、オリジナルのSaivo(サイボ)を発売します。
2000年、Petra・Hillebergは米国子会社Hilleberg, Incをワシントン州レイモンドに設立します。
2013年、ヒルバーグは、すべてのテントを4つのレーベル(ブラック、レッド、イエロー、ブルー)のうちのいずれかに分類(各々グループは構成部品や構造を表しています。
2015年、一人用テントEnan(エナン) を発売しました。
ヒルバーグの特徴
ヒルバーグ社は、自社の信条として6点を掲げており、製品の特徴にも反映されています。
信頼性
パフォーマンスを担保するためにすべての材料、デザイン要素、そして製造技術(たとえば、アウターテントの生地、ポールの直径、ガイラインの配置)が慎重に選ばれており、製品を信頼して使用することができます。
適応性
ヒルバーグのテントは、各レーベルごとに適合する気候や使用条件を元に作られています。しかしながら、それとは異なる条件下であっても使用することが可能です。
使いやすさ
悪天候などでも、組み立てが容易にできるように設計されています。
耐久性
ヒルバーグ社のブラックレーベルテントは、最高の耐久性を提供するためにデザイン・製造されています。レッドレーベルとイエローレーベルのモデルは、より軽い材料を使って可能な限り最高の耐久性を実現しています。それと同時に、ヒルバーグ社は非常に保守的でもあるので、テントの全ての仕様を過度に試験して、それを控えめに表記しています。
快適さ
ヒルバーグテントは明るく、内部は広々としていているように作られていて、どんな天候でも空気の流れを維持できるような通気の工夫がなされています。
軽さ
軽さと強さのバランスを取りながら、軽くて扱いやすいテントを製造しています。
ヒルバーグの人気の製品
BLACK LABEL
あらゆる気候に対応できる、もっとも多様性のあるシリーズです。ブラックレーベルモデルは穏やかな環境から極めて過酷な環境まで、またどんな地形や天候にも対応します。
- タラ
- スタイカ
- サイタリス
- サイボ
- ナマッジ
- ケロン
RED LABEL
レッドレーベルテントはそれほど過酷ではない環境での長期及び短期の使用に適したモデルです。雨風にさらされることが少ない場所や、冬季及び夏季の森林地帯など、時に過酷な状況に直面する可能性がある場所に適しています。
- カイタム
- アクト
- ナロ
- ウナ
- ソウロ
YELLOW LABEL
イエローレーベルテントは軽量化を最重視して設計されました。より温暖な環境や雪が降らない時期を想定し、このテントのインナーには覆うことができない大型のメッシュパネルが採用されています。また暑い環境で優れた換気性能を発揮するようにアウターテントが短めに設計されていますが、このため寒い環境においてはテント内が寒く感じる可能性もあります。
- アンヤン
- エナン
- ルーガン
BLUE LABEL
ヒルバーグのブルーレーベルテントのモデルはそれぞれ個別の用途に適したように設計され、素材もそれぞれの目的に合致するものが使用されています。
- アトラス
- アルタイ
- スタロン